それは火曜日。午後の始まりは予約しなくても意外と空いている。
ルール2 空いていて、薬だけ下さいと言うと、久しぶりなんで診察してったらと言われる。
医院の売上に貢献し、特に話すこともないのに話題を自ら作る。
最近、読んだ本。
蹴りたい背中、インストール、ドンキ・ホーテ
ワタヤリサは感情表現がうまい。
言葉から感情の微妙な変化や繊細さが伝わってくる気がする。
ただ、あのピュアそうなフェイスでこんなこと書いているのにただただ驚く。
そして、蹴りたい背中の意味が自分の期待をかなり裏切ってくれたことに笑えた。
好きだけど素直に接しられないもどかしさを表現しているのかと思ったら、
本気でマジげりしたいと書いてある。
このちょっぴりの異常さが小説中に散りばめられていて、これが売りだ。
主人公が、毎朝無印で朝食を取るとか。
ある種、吉本ばななに雰囲気は似てる。
でも、吉本ばななよりもリアリティがある。
吉本バナナは、生々しいものもきれいに見えるような距離感で書かれている気がする。
ドンキホーテ
セルバンテスといえば、有名。だから、読んだ。
以前もこれと似た動機でチョーサーのカンタベリー物語を読んだ。
期待との落差にこれも笑った。
硬いと思っていたら、俗物小説に近い。普通に笑えます。
ドンキホーテも随所随所に笑える。
ただ、そのインターバルが退屈でつまらない。
そして、二度と読み返すことのない本のような気がする。
ただ、若きウェルテルの悩みといい、ちょっぴりその狂気さが理解できる今の自分って、、、
なんで、これが書かれて、名作なのか誰か教えてください。
狂気は誰にでも突然起こりうる身近なもので、こっけいでいて、やっかいで、
ぐだぐだだぁ
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